コマツ健保のデータヘルス計画書
データヘルス計画は、医療費データや健診情報等のデータ分析に基づいて、PDCAサイクルで効率的・効果的な保健事業を実践するものです。すべての健康保険組合は平成27年度から取り組むことになっています。
【コマツ健康宣言】
私たちは、コマツグループで働く社員がより良い人生を送れるよう、日々の「健康づくり」を支援するとともに、心も身体も健康で明るくいきいきと働ける職場環境を提供していきます。
(2014年6月9日:コマツG安全衛生大会で発表)データヘルス計画の概要
- ○健康診断結果、医療費データ等の活用・解析により健康レベル(リスク)・年齢等に応じた、より効果的な健康づくり施策を中長期で展開します。
- 〇そのベースには、コマツグループ健康関連部門と推進する「コマツ健康づくり5カ年計画」(2014~2018)コマツ「第二次健康づくり計画」(2019~2024)があり、課題共有・施策検討をコラボ(連携)して進めていきます。
目標
- ○健康レベルの向上(高リスク者減少・医療費増加抑制)
- ○健康意識(ヘルスリテラシー)の向上 ⇒ 「コマツ健康文化」の構築
特定健診制度との関係
- ○データの活用による、健康レベル(リスク)に応じた施策を体系的に展開

主な施策
- みなさんの健康づくりのために「事業所別健康レポート」(2013年度から1回/年作成)をレベルアップし、活用機会も拡大施策推進に活かしていきます。
(概要)
- ○事業所別に年間の医療費傾向、健診結果分析等を組合全体と経年で比較し、事業所の特徴をレポートとして情報提供する
(目的)
- ○健診およびレセプトデータ等の分析により、経年変化を事業所別に比較することにより、各事業所の健康面での「強み・弱み」の把握と課題を見える化し、健康施策に活用する
- 事業主と連携して、被保険者の定期健診後のフォロー強化(要検査・要治療の方)を事業所と連携して実施します。
(概要)
- ○全国販売系拠点への医療体制強化(事業主)
- ○未受診者の方のフォロー体制確立とレセプトデータからの受診状況確認
(目的)
- ○要検査・要治療の方のフォロー対応を100%へ
- 60歳前後でのがん罹患・休業等をする方を減らすために「節目ドック」を実施します。
(概要)
- ○50、54、58、62歳の被保険者を対象に血液検査、便検査、眼底検査、腹部エコー検査、胃部内視鏡検査、胸部CT等を実施
- ○事業主との共同事業
(目的)
- ○検診受診率:95%以上
- ○がんによるハイリスク者(58~65歳:休業された方)減少へ:▲20%
- 家族(被扶養者)の健康維持増進のために、「ゆうゆう健診」(被扶養者健診)の受診率アップを目指します。
(概要)
- ○被扶養者健診(婦人科検診を含む)を充実した内容で提供
- ○より受診しやすい環境整備
(目的)
- ○ゆうゆう健診受診率:75%(2022年度) 79%(2023年度)
- メタボリックシンドローム該当者を減らすため、特定保健指導の内容・対象者を見直し、更に効果的な内容で実施します。
(概要)
- 〇特定保健指導 対象者全員毎年実施
実施率目標 被保険者 60%(2022年度) 65%(2023年度) - ○30歳代からの「ヘルスアップセミナー」(健康意識啓発セミナー)新規導入による40歳代前早期生活習慣改善
(目的)
- ○特定保健指導対象者の減少率30%以上
- ○ヘルスリテラシーの醸成
- 〇特定保健指導 対象者全員毎年実施
事業主との協働(コラボヘルス)
社員(被保険者)と家族(被扶養者)の健康維持増進のため、事業主と健康保険組合がそれぞれの立場・役割で協働(コラボヘルス)を推進し、「データヘルス計画」に取り組んでいきます。

小松製作所健康保険組合基本理念
当組合は、下記を基本理念として事業活動を推進する
- 健康保険組合加入者が、人生を健康に生きることによって自らと家族の安心と幸せを追求することに健康保険組合は寄与する。
- 事業主が、社員の健康維持増進によって生産性を向上することに健康保険組合は寄与する。
- 結果として、健康保険組合加入者並びに事業主の医療費負担の削減に結びつけ、健康保険組合保健事業の充実を図るとともに、健康保険組合加入者および事業主が社会に貢献することに健康保険組合は寄与する。